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コッツウォルズとは

コッツウォルズ地方(Cotswols)は、ロンドンの北西約200kmのところに広がる丘陵地帯で、 イングランドのほぼ中央に位置しています。コッツウォルズとは、「羊のいる丘」を意味する 言葉が語源になっており、北はストラットフォード・アポン・エイボンから、南はバース、東側は オックスフォードまでのエリアを指し、イギリスらしい田園風景として英国内でも最も美しい場所のひとつに数えられ、“Heart of England”と呼ばれています。
これは、地理的に見ても英国の中心に位置し、また最も心の温まる場所(=英国人の故郷)という 意味でもあります。 
この一帯に点在する村は、13世紀頃に羊毛産業の集散地として栄えた場所に端を発しているものが多く、現在でも集落をはずれると、緑の牧草地が続き、羊が放牧されています。 
地元で採れる、蜂蜜色の「コッツウォルズ・ストーン」で造られた家々が立ち並ぶ街並みはとても美しく、古き良き時代の風景を今でも楽しむ事ができます。
主な研修先
当社では、コッツウォルズ地方に位置する3つの地域を中心に 研修を行っております。 どの地域も、とても治安が良く、安心したホームステイ生活を 送ることが出来ます。 
 
チェルトナム市は、コッツウォルズ地方の中心で、花と緑が美しく、薬効のある鉱泉が発見されて以来、保養地として栄えてきた街です。18世紀後半、ジョージ3世が王妃を連れてこの水を飲みにきたことから、“Cheltenham Spa”の名は英国中に広まり、この鉱泉を目指して多くの貴族や一般庶民が訪れるようになりました。
当時、街の中心となる公会堂として建てられたのが、現在のパンプルーム(右写真)です。
右の絵は、チェルトナムの町の紋章です。十字架の両隣りにある“本”は、優秀な生徒を輩出する学校がたくさんあることを示します。又、“鳥(ハト)”はチェルトナムスパが有名になったエピソード(ハトが水の効能を発見し、そしてジョージ3世がこの町に鉱泉を飲みにきて有名になった事を表します。
最後に“木”は美しい公園や緑がたくさんある事を示しています
並木道のプロムナードは、この国でも素晴らしい大通りの一つで、「ベストショッピングストリート」にも選出されました。街の大通り(ハイストリート)にはジョンルイスをはじめとして100以上の店舗が並び、エレガントな街並みを作り上げています。又、 チェルトナム市は学園都市としても有名です。数々の有名なパブリックスクールがあり、中でもチェルトナムレディースカレッジは、英国有名女子学校の3指に入る程レベルが高いカレッジです。他にも、天皇陛下がかつてオックスフォード大学に留学中に訪れたというチェルトナムボーイズカレッジ(現チェルトナム・カレッジ)や、ディーンクローズスクール、セントエドワードスクールなどがあり、卒業後の学生たちの進路は、オックスフォード大学やケンブリッジ大学の名が上がる程です。英国人にとっても、この街で学問に励むことは1つの憧れであり、また英国でいう“エリート”としての1ステップとなるのです。
 
モーバン市はチェルトナムからさらに40㎞程北上した位置にあり、コッツウォルズ丘陵のふもとに広がるイングランドらしい自然に囲まれた町です。チェルトナムと同様に昔、薬効のある鉱泉が発見されて以来、保養地として発展した町です。現在では、緑に囲まれた静かな学園都市として知られています。国民的音楽家「エルガー」の故郷、王室御用達のミネラル・ウオーター「モーバン・ウォーター」が有名でウォーキングの拠点としても、イングランド全域にその名が知られています。
ストラウドは、コッツウォルズ地方にある人口約3万人の町です。5つの峡谷が交差する斜面に位置するこの町は、毎週土曜日にファーマーズマーケットで賑わうマーケットタウンとしても知られています。
18~19世紀には、産業革命で工業化が進み、渓谷を流れる小さな川の水力を利用して織物工場が建ち並び、今でもいくつか残されたオールド・ミルを見学することも出来ます。現在のストラウドは織物工業に代わり、工芸家やアーティストが多く集まる地域として有名です。現在、花柄や水玉模様のバッグやアクセサリーのブランドで、日本でも流行っている“Cath Kidston”(キャス・キッドソン)は、この地の出身です。
専門店が町に立ち並び、個性的な店が多いこともこの町の特徴です。また、この地は有機栽培の流行の発祥地ということでも有名で、英国第一号のオーガニックカフェ“ウッドラフ”が今も人気を集めています。
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